料理家の奥秋さんに、季節のおすすめレシピと、それにピッタリのドリンクを紹介していただくコーナーです。
Office Okuaki 奥秋 曜子
料理家・洋菓子研究家として教室やメディアでレシピ紹介などをしながら、甲府市青沼でタケイコーヒー四代目として活躍中!失敗知らずのローストビーフ
材料(3~4人分)
◯牛ヒレ肉(塊) 約300g
◯塩・こしょう 各大さじ1
◯サラダ油 大さじ2
◯ジッパー付きのポリ袋 1枚
◯熱に強いラップ 適量
◯付け合わせの野菜など 適宜
下ごしらえ
牛肉は調理する30分前に、必ず常温に戻す。
(「常温に戻す」とは、冷蔵庫から取り出し、25℃くらいの室温に置いておくこと)
POINT!:400gの肉なら40分前に、500gなら50分前に…。
POINT!:しっかり常温に戻さないと、中が生になってしまうので注意!!
つくり方
1. 常温に戻した肉に分量の塩・こしょうをすりこむようにつける。
表面がきれいに加熱されるよう、肉の形が箱型になるように整える。
POINT!:塩とこしょうは、「ちょっと多いかな」と思うくらいの方がおいしいです。
2.熱したフライパンに大さじ2のサラダ油を入れ、肉の全ての面に焼き色をつける。(熱しすぎると肉が固くなるので注意)
POINT!:肉を置いたらじっと待つこと!フライパンを動かすだけで肉が動けば、焼き目が付いた合図です。
POINT!:たくさん作る時(1キロぐらい)は、2つに分けてソテーすると時間短縮になります。
3.全ての面を焼いたら、すぐにラップできっちりと包む。
それをジッパー付きのポリ袋に入れ、中の空気を抜いて水が入らないようにしっかり閉める。
POINT!:必ず熱に強いラップを使用してください。
4.予めたっぷりと沸かしておいた熱湯の中に、(3)を袋ごと入れる。
浮いてこないよう上に皿などを置き、鍋の蓋をして火を止める。
POINT!:熱湯で加熱する(100℃以上にならない)ので肉が柔らかく仕上がります。
POINT!:できるだけ一定の温度を保つように!
5.30分たったら取り出した袋ごと水につけ、温度を止める。
ここでも浮いてこないように皿などを上に置き、10分ほど粗熱を取る。
POINT!:肉300gで30分、400gなら40分、500gなら50分です。
POINT!:余熱があると肉が硬くなってしまいます。
6.完全に冷めてから肉を切り分ける。
POINT!:完全に冷める前に切ると肉汁が逃げてしまいます。冷蔵庫でしっかり冷ましましょう。
完成!
付け合せはお好みで! クレソンは肉の消化を助けます。
今回は薬味にチューブのホースラディッシュを使用しました。和牛にはわさび醤油やゆずこしょうなど、和の調味料がよく合います。
塊のまま冷蔵庫に入れておけば、2~3日は持ちます。おもてなしの際は、事前に作っておけるので便利です。
このレシピの著作権は奥秋曜子氏にあります。無断で使用・複製・転写することは法律により禁止されています。