料理家の奥秋さんに、季節のおすすめレシピと、それにピッタリのドリンクを紹介していただくコーナーです。

Office Okuaki 奥秋 曜子

料理家・洋菓子研究家として教室やメディアでレシピ紹介などをしながら、甲府市青沼でタケイコーヒー四代目として活躍中!

かぼちゃのそぼろあんかけ

プロが教える基本の煮物。
かぼちゃの他に、里芋や冬瓜などでもおいしくできますよ。

材料(3~4人分)

かぼちゃ    1/3個(500g)
鶏ひき肉      200g
しょうが       1かけ
昆布だし      2カップ
みりん・醤油   各大さじ3
砂糖・酒     各大さじ1
片栗粉      適量(お好みで)
木の芽または茹でいんげん 適宜

作り方

1. かぼちゃは一口大に切りって所々皮をむき、面取りをする。
沸騰した湯に塩少々を加えてさっと茹で、冷水にとってすぐに水気を切っておく。

POINT!面取りでは、全ての角を取ります。

POINT!下茹ですることで煮崩れを防いで灰汁も取れます。色も綺麗に出るプロの一手間。

2. 鍋にみりんと酒を入れ、いったん沸騰させてアルコールを飛ばし、すぐに残りの調味料(昆布だし、砂糖、醤油)を加えて煮立てる。 

3. そこへ鶏肉としょうがのしぼり汁を入れてほぐす。

POINT!鶏肉から出るだしはイノシン酸。同じイノシン酸のかつおよりも、グルタミン酸の昆布だしでうまみがアップ!

4. かぼちゃを入れ、アクを取り、落とし蓋をして沸騰しないくらいの火加減で煮込む。

POINT!下茹でしておいたので、かぼちゃのアクはほとんど出ません♪

 

POINT!木製の落し蓋はそのまま使うと味を吸い取ってしまうため、前に予め水に付けておく必要があります。
厚手のキッチンペーパーを折りたたんで切れば、簡単に落し蓋が完成!灰汁もとってくれるので便利です。
POINT!きせ蓋(なべの蓋)をすると味が濁ってしまうので注意!

5. ある程度柔らかくなったら、水溶き片栗粉を回し入れ、全体を混ぜる。

6. 盛り付けて、茹でたいんげんをあしらい、完成!

★今回合わせたのは「玄米入り緑茶」。香ばしく煎った玄米がブレンドされた緑茶です。

※このレシピの著作権は奥秋曜子氏にあります。無断で使用・複製・転写することは法律により禁止されています。