谷村城下町で歴史を感じよう!
今年もいよいよあと数日となりました。
読者の皆様に支えられ、このコーナーも5年目を迎えようとしています。
来年も「知っているようで知らない、山梨県内の『へぇ~』スポット」を紹介していきたいと思います!
さあ!今回は都留市谷村町をメタボウォーキングです~!\(^O^)/
出発は「富士急行都留市駅」です。
左手に進み、県道へと出て、国道139号線を渡り、寺院が続く山裾を進みます。
西涼寺には市の文化財に指定されている錦九条袈裟があり、専念寺には、甲斐国志の編さんに携わった森嶋基進の墓、東漸寺には谷村藩主秋元家に仕えた高山家の墓があり、いずれも市の史跡に指定されているとのこと。
それにしても、なんでこんなにもお寺が隣接して存在しているのでしょう?不思議だな~。(・o・)
御嶽神社の大きなケヤキを眺めつつ、円通院に到着~。
こちらには谷村藩藩主秋元家家臣の墓があり、市の史跡に指定されているとのこと。
また、山門と二天王像、梵鐘、元坂の石橋が市の文化財に指定されているようです。
元坂の石橋って・・・お!看板があります。どうやら谷村高校の上方の元坂へ通じる道にあったもので、秋元公の時代に造られたもののようですね。
危ないからでしょうか?手すりがついて近代的になっちゃってますね。(^_^;)
円通院を出ると・・カッパを発見!
近くの看板を読んでみると・・・特にカッパの言い伝えがある訳ではないのですが、皆でカッパが住めるぐらい美しい河川にし、美しい自然を守っていこうというメッセージのようですね。
親子のカッパが向き合っていてカワイイですね~。(^_^)
都留市ふるさと会館の裏にある桃林軒は、俳人松尾芭蕉が約半年間逗留した谷村藩家老高山家の離れを再建したものとのこと。
どうやらこの高山氏は、俳人でもあったようですね。
長安寺の本堂は享保10(1725)年に建立されたもので、都留市に現存する寺院本堂中、建立年月日が判明しているうち、最古で最大のようです。
県の文化財に指定されているとのこと。
西願寺、金山神社を過ぎ、堰に沿って進むと・・・お!マンホールを発見です。
え~と・・・どうやら「都留市の花」である梅が描かれていますね。
県の合同庁舎から始まる坂道を上っていき、都留市立都留文科大学を過ぎ、都留市文化ホール、楽山球場へと進んでいきます。
この一帯は約25haの総合運動公園になっています。
う~ん!森の中を歩くのって気持ちいいですね~。
やまびこ競技場を過ぎ、カワイイ踏切を渡ります。
おお!ちょうど電車が来ましたよ!おーい!!(^◇^)
カワイイトーマス電車を見送り、田原の滝に到着~。
この名勝は、田原と十日市場の境にあり、古くから名瀑として知られ、松尾芭蕉ほか、谷村を訪れた文人墨客に賞賛されたとのこと。
かつては2段の滝でしたが、明治31年に両岸が崩れて1段となり、さらに関東大震災以降も崩落が続き、上流に約30m後退したようです。
自然って凄いな~。
ん?滝のすぐ近くに松尾芭蕉さんを発見!
川上「いや~。凄い滝ですね~。ちょっと一句詠んでみてくださいよ~。」
芭蕉「う~ん・・では、勢ひあり氷消えては瀧津魚。」
川上「え~と・・どういう意味ですか?」(^_^;)
という訳で、芭蕉は桃林軒に滞在中、田原の滝の氷柱も消え、富士の雪解けで水増しした桂川の清流に踊る魚と共に、春を喜ぶ心情を詠んでいたとのことです。
当時39歳ということで、今の私と同じ歳ですが・・・こんな句は絶対に詠めませんね。
さあ、国道139号線へと出て、ゴールの富士急行十日市場駅へと到着です~!\(^O^)/
今回は都留市の歴史を肌で感じられる、素晴らしいコースだったと思います。
谷村藩は柳沢吉保が甲府城主になったタイミングで廃藩となったようですが、その面影はしっかりと残されていました。
不思議だったのが、いくつもの寺院が隣接していたことです。何か理由があるのでしょうか?知っている方がいたら、是非編集部までご連絡ください~。
所要時間:3時間
消費kcal:239kcal
<八朔祭り>
地元では「おはっさく」と呼ばれ親しまれている郡内三大祭りのひとつ。
元々は生出(おいで)神社の秋の例祭として行われたもので、色とりどりの屋台にお囃子の競演、江戸の衣装に身を飾った大名行列など、江戸時代にタイムスリップしたような光景が楽しめる。
開催日:毎年9月1日
※写真は各町の屋台が保管されている倉庫。
<御菓子司-すがや->
伝統の味の手作りあんこと、手作り黒蜜を使ったかりんとう饅頭は絶品です!
住所:都留市中央3-4-3
TEL:0554-43-2673
営業時間:9:00~19:00
定休日:不定休