旧中道町で遺跡に触れよう!!

考古学と聞くとなんだかワクワクするのは私だけでしょうか?とは言うものの、特に専門的な知識がある訳でありません。インディジョーンズやハムナプトラといった映画の影響で、勝手にロマンを感じているわけです。「考古学」と聞いてまず浮かぶのが、洞窟を松明を持って進む姿というのがその証拠ですね(笑)。何はともあれ、今回は古代の歴史に触れるコースを歩きます!!


出発はバス停「考古博物館前」です。
甲斐風土記の丘・曽根丘陵公園の入口で面白いものを発見。手前に倒れている石に反転した文字が掘ってあります。芸が細かいですね。
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敷地に入るとマンモスの親子がお出迎えです。鼻に乗ってみたいのですが、怒られそうなので止めておきましょう・・・。
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考古博物館を正面に右手へ向かい日本庭園を抜けると丸山塚古墳に到着です。
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この円墳は直径72m、高さ11mとかなりの大きさです。階段を登ってみましょう!
おや?頂上にかわいいお地蔵さんがいます。思わずパチり。
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お!あちらに見えるのが銚子塚古墳ですね。
こちらもかなり大きく、全長169m、高さ15mと東日本最大級の前方後円墳との事。両方とも4~5世紀に造られたとされ、国の史跡に指定されています。
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古墳の南側から市道へ出て、中道YLO会館を過ぎ、白山神社の入口に到着です。
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あら~。階段の先に頂上が見えませんねぇ・・・よーし!覚悟を決めて・・・ゼーゼー言いながら頂上に到着!!小さい神社ですが、妙に雰囲気があります。
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市道に戻り、坂道を上っていくと「ホ~ホケキョ!」とウグイスの声が疲れを癒してくれます。
ウグイスの鳴き声(uguisu.mp3 / 317kb)

更に暫く坂道を上っていくと、不思議な光景に遭遇です。
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写真だと伝わりづらいのですが、コンクリートの道が完全に植物に覆われています。自然の力ってすごいな~。
あれ?道ばたに迷い桃発見。どこから転がってきたのかな?
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そうこうしているうちに公園の入口に到着です。花壇が綺麗ですね。
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中に入ると方形周溝墓広場に出ます。約1,700年前の墓が126基あるという事。
奥へ進んでいくと左手に芝生の広場、右手に野外ステージや遊具広場が見えてきました。
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前方には研修センターが見えます。参考書籍に「研修センター裏側の花の広場で季節ごとの花を眺める事ができる」と書いてあります。行ってみましょう!!
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あれ?どこにも花が見当たりません・・・。おかしいなぁ~。でも四葉のクローバーを発見!!
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さて、東山南遺跡を過ぎて坂道を下ります。
暫く進むと東山北遺跡に造られた歴史植物園に到着。ここから舗装されていない道を下って行きます。
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ぐんぐんと下り、古代の広場を通り、ゴールの考古博物館に到着です!!
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今回のコースは全長4kmと短かめですが、上り坂が続くので意外と大変でした。しかし、山梨に日本有数の遺跡がある事を知れたのは大収穫です!これでまたひとつ、県外の友人に自慢出来る事が増えました!!
さて、帰る前にちょっとだけ木陰で休む事にしましょう。よっこらしょっと・・・イターーーーーッッッッッッッ!!!!!!!お尻に何か刺さったぁ~。よく見れば体中「バカ」だらけだぁ~。「バカ」が付くのは「馬鹿」だと子供の頃によく言われましたが、体中に付く程に馬鹿という事でしょうかね~?あ・・・否定できないや。
(文・川上明彦)

※バカ:オナモミの通称。地方によっては「ドロボウ」や「くっつき虫」、「バクダン」等とも呼ばれる。語源は、普通の人が歩かないような場所を歩き、種をくっつけてくるので「ドロボウ」、更にその事に気付かないので「バカ」ではないかと思われる。筆者の子供の頃はバカがくっつくのは馬鹿だからと、友達同士で投げ合って遊んだ。