番外編・富士山のふもとを歩いて おいしい水を飲もう
地域に根付いた企業を目指し日々奮闘を続けていた川上常務。自分を更に成長させようと、修行に出る決意をする。
留守をする間、気にかかること。・・・愛する家族、愛着のある会社、信頼できる仲間とのしばしの別れ・・・
そして、もう一つ「脱メタボウォーキング」!
そう、この原稿は自分にしか書けない。休載か?それとも次回で最終回か?
そうだ!ヤツがいる。数ヶ月前、一緒に取材に出かけ、
しゃべるだけしゃべって取材妨害ともとれる行動をとったオレンジ色のアイツが・・・
いつもこのコーナーを楽しみにしてくれている読者のみなさん!
しばらくしたら、必ず帰って参ります。その間、しばし私の後輩の文章でお楽しみください!
初代 メタボウォーカー 川上明彦
腹を凹ませたにもかかわらず、メタ
ボと診断されショックを受けている
36歳。仕事のかたわら、山梨県を
もっと元気にしようと日々爆走中!
座右の名は「ただでは起きるな! 」
はい、というわけで、川上先輩からバトンをしっかりと受け取りました。2代目メタボウォーカーのライター永井学です。
川上氏とは、小学校・中学校の先輩後輩という間柄!これを機会に、体脂肪をガッツリ燃焼させようと思います。どうぞお見知りおきを!
さて、自分が最初に選んだコースは、秋の季節にピッタリ!「鳴沢村 紅葉台と鳴沢氷穴」です。
皆さんお気づきですか?今までこのメタボウォーキング、郡内は一度も歩いてないんです。
盲点だったんです。だから歩くんです(←早速、得意気 笑)。
スタートの「樹型溶岩前」バス停をスタート!
あれ?バス停の名前と正式名が逆だぁ。
まぁ、細かいことは置いといて(笑)
溶岩樹型とは、まだ噴火したての熱~~い溶岩流が、樹海や森林に流れ込むと樹木が溶岩に閉じ込められて、木は燃えちゃうけど、樹木の組織や形が溶岩流の中に残ることをいいます。こんな感じです。
12箇所の溶岩樹型と溶岩スパイラル(水蒸気の噴気泡)が点在していて、国の特別天然記念物にも
指定されています。
樹型を後にすると、見えてきたのは真っ赤な鳥居!ここが「魔王天神社」です。
戦時中は戦で手柄を立て無事に帰ってこれるよう祈る人たちが沢山お参りにきたんですって。
村では有形文化財に指定され、「魔王さま」「オダイローサマ」と呼ばれ親しまれているそうです。
無事の完歩を、お参りしつつ先へ進みます。
実は、この先のルート!神社の裏側にあるんです。
よ~~~く見ないと見落とします。(最初は分らず、あの境内までの階段を2往復しました)
しばらく獣道を歩くと・・・んっ?金網?
獣避けの鉄扉です。上と下には電流も流れている模様。
しかも地面をみると、猪なんかが掘った跡までありました。
メタボウォーキングに戻したつもりが、これは明らかにトレッキング!
滴る汗をぬぐいながら、ご機嫌の一枚です。
一転、軽快なステップで、進んでいくと「三湖台」に到着!!標高1202m。
とにかく景色が素晴らしい!樹海の名にふさわしい風景が、ここまで登って来た疲労を一気に吹き飛ばしてくれます。
取材をしたのが、8月下旬でしたので、木が青々としていますが、ここが紅葉したことを想像すると…ね!行ってみたいですよね?
三湖台というだけあって、西湖・本栖湖・精進湖(精進湖は若干ですが)見ることができました。
後ろ髪ひかれつつ、次のポイント紅葉台へ!(展望料150円)
地図を渡され展望台に上がると、目の前には富士山。
そして、三湖台とはまた違った樹海の景色を見ることができます。
紅葉台の裏にある「東海自然歩道」に戻ります。今度は下り!
下って下って30分!国道139号をまた横切るとそこは、あの有名な「鳴沢 氷穴」。
溶岩で出来た洞窟内は、体感温度が夏でも0度なんだそうですよ。
総延長153m。国の天然記念物に指定されています。大人280円、子供130円で入れます。
氷穴を後にして、樹海の中をしばらく進むと、鳴沢名産キャベツ畑に出会いました。
う~~ん、美味しそう!帰りに道の駅で買っていこうかなぁ~。
キャベツ畑をぬけ、広い道へ!富士宮鳴沢線を進みます。途中、乗馬ができるところがあり
ました。
でも、今年の猛暑で暑そう~~。
さぁ~ラストスパート!この素敵な白鳥さんが見えたら、ゴール間近!
数分歩くと、ゴールの道の駅なるさわです!
う、うまい!っす。
汗だくになって飲む天然水は、ビールよりもうまいっす。
いかがでしたでしょうか?永井初のメタボウォーキング。
途中トレッキングもどきになった時は、正直、ピンチヒッターになったことを後悔もしましたが、富士山麓の素晴らしい景色と、美味しい水を堪能でき、改めて山梨の素晴らしさを実感いたしました。
皆様、これからの紅葉シーズン、是非足を運んでみてください。
文:永井学
所要時間 / 3時間40分 歩数 / 19377歩