甲府市の標高最高地点へ行こう!

皆さんは金峰山という山をご存じでしょうか?
富士登山がきっかけですっかり山に興味を持った私は、他に初心者でも手頃に登れる山は無いかと調べておりました。そこで目に止まったのが金峰山です。
なぜ目に止まったかと言うと・・・
1)登山というよりかはトレッキングの感覚で行ける
2)大弛峠を出発地点にすれば約5時間で往復できる
3)頂上が甲府市の標高の最高地点
という内容だったからです。
ところで、皆さんは山梨県に訪れる登山客がどれぐらいいるのか知っていますか?なんと年間約471,000人だそうです。山梨県に訪れる観光客数が年間約7,200万人という事ですので、比率としては少ないのでしょうが、昨今の登山ブームという追い風もありますし、受入地の整備や県外へ発信する情報を工夫すれば、もっと来県者を増やせるような気がします。来県者が増えれば経済の活性化に繋がります!自然環境の破壊に繋がってしまうと本末転倒ですから、そうならない手立ても同時に考えなければなりませんね。
話がそれてしまいましたが、今回のメタボウォーキングは番外編第二弾!大弛峠から金峰山の頂上を目指してのトレッキングです!!\(^O^)/


大弛峠には車で向かいます。雁坂トンネル方面に向かい、牧丘町にある道の駅「花かげの郷まきおか」の手前を左折して、クリスタルラインをひたすら登ります。
琴川ダムを左手に川上牧丘線を更に登っていくと大弛峠に到着です。
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時間は11時30分。予定より大幅に遅れてしまいました。(^_^;)
こんな時間から山に入る人がいるのかなぁ〜と思いながらも、急いで駐車場に車を止めて準備をします。駐車場の向こう側は長野県の川上村です。
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実は私「川上」のルーツが川上村という説もあり、勝手に親近感を持ってたりします。
お!金峰山への看板を発見!出発です!!
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おっと!その前に・・・ここで私のお気に入りアウトドアグッズをご紹介させて頂きましょう〜!\(^O^)/
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このトレッキングシューズはMERRELL(メレル)というメーカーの「カメレオンⅡ ストームゴアテックス XCR」です。ゴアテックスとは、水滴の侵入を防ぐ防水性と足室内のムレを放出する透湿性を兼ね備えた、あらゆるコンディションで実力を発揮する快適性を追求した素材です。新採用のゴアテックスXCRは、防水性は高水準をキープしながら従来のゴアテックスより25%以上透湿性をアップし、軽量化も実現しました。ご年配の方には「て!なんちゅード派手なズックでぇ」と言われそうですが、イエロー以外にもグリーンやブルー、ピンクなどのカラーバリエーションがあります。野外フェスティバルで見かけた人も少なくないのでは?

おっといけない!時間が無いのでした。(^_^;)
出発地点から5m程進むと・・・当たり前ですが山の中です。
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大弛峠が既に標高が2,360mですから、8月中旬にも関わらず少しヒンヤリします。
5分程進むと人の声や車の音が聞こえなくなり、鳥の声とマイナスイオンたっぷりの景色が心を癒してくれます。やっぱり自然の中ってイイもんですね〜・・・と思っていると、目の前に登り坂が立ちふさがります。(O_O)
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実はこのコース、金峰山の頂上へ辿り着くまでに2つの山を超えなくてはなりません。出発地点と頂上の高低差はたかだか200mなのですが、その間に登りと下りが結構あるようです。
しかし、この階段はどちら様が整備したのか分かりませんが、大変な作業だったでしょうね。
ん?赤い布が木に縛り付けてあります。よく見るとコースに沿って縛り付けているようですね。道に迷った時の為の目印でしょうか?
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暫く進むと空が見える場所へと到着です。
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ここで森の中は意外と暗い事に気付きました。山の夜は早いと言いますが、真っ昼間にこれだけ暗いという事は、夕方になれば足下はかなり見えづらくなるでしょう。自然を舐めてはいけませんね・・・。(^_^;)
そんな事を考えながら進んでいくと、少し開けた場所へと出ました。中心に石が積み上げてあります。
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あれ?なぜでしょう??こんな所に数珠がぶら下がっています・・・落とし物なのでしょうけど・・・ちょっと怖い。(T_T)
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どうやら私が今居る場所は「朝日峠」のようですね。まずは朝日岳の頂上を超えなくてはなりません。
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ここからは割と急な登り坂が続きます。
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息を切らしながら「うんとこせ〜」と登っていくと、突然目の前に岩がゴロゴロと現れます。今の今まで周りは緑と茶色の暖色な世界だったにも関わらず、いったいこの岩はどこから来たのでしょうか?落っこちないようにゆっくりと登っていくと・・・うわ〜!!素晴らしい景色が広がっています!!\(^O^)/
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ぼんやりではありますが、富士山も見えます。ここは頂上では無いのですが、感動したのでパチリ。
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そういえばお腹が減りました。時刻も12時半という事で、景色を楽しみながら昼食をとる事にしましょう。景色が良くて空気がうまい所で食べるおにぎりは最高ですね〜。
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さて、お腹も満足したので出発です。
ゆったりとした登り坂を登ると10分程で標高2,579mの朝日岳山頂へと到着。
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むむ・・あちらに金峰山らしき山が見えますね。遠く感じるのは私だけでしょうか?(^_^;)
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頂上に着いた訳ですから暫く下りになるのですが、道を見てビックリ!!こりゃ崖ですね。
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怖々下りますが、お気に入りのトレッキングシューズがしっかりグリップしてくれます。カメレオンちゃん。ありがとう。
崖を下り終え、アップダウンを繰り返す林道をひたすら進んで行きます。多分この道は長年大勢の人が歩く事によってこのような形になったのでしょうね。雨が降った時には水路にもなっているのでしょうか?
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おや?看板です。どうやら第二の山、鉄山の頂上に着いたようです。
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鉄山の標高は2,531mと朝日岳や金峰山に比べると低く、イマイチ頂上という感じがしません。
時間も気になるので、休憩は取らずに更に進んでいきます。

おぉ!手作り感タップリの橋があります。いつ架けられたものか分かりませんが、意外としっかりしていますね。
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それにしても鉄山の頂上を過ぎてから登りが続きます。朝日岳の頂上から下った分がとても勿体なく思えてきました・・・。(T_T)
あれ?木が無くなり景色が開けてきましたよ。どうやら頂上が近いようです。
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至るところで石が積まれています。
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何を目的に積み上げているのでしょう?近づいてみたら字が書いてあります。
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う〜ん・・・登山客が積み上げているようですが、自然環境には良く無い事のようですね。ルールやマナーは守りましょう!!

更に進んで行くと朝日岳とは比べモノにならないような大きな岩がゴロゴロと現れました。その上を渡り歩いて進みます。お!岩のトンネルですね。
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潜った先に看板が見えますよ。どうやら頂上の標のようですね。
やったー!頂上に到着だー!!\(^O^)/
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五丈岩もありますね。でか〜い!!予想を遙かに上回る大きさです!!
写真だと伝わらないかもしれませんが、ただ大きいだけでなく、神々しさも感じます。何という存在感でしょう!!(・O・;
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気になったのが、岩の頂上付近に文字が見えます。どうやってそこまで行ったのが分かりませんが、折角の景観が台無しです。しかも五丈岩は信仰の対象になっている訳ですから罰当たりな行為でもありますし、とても自然を愛する人がやるべき行為とは思えません。
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しかし、逆に驚いたのが、登山中にゴミを全く見かけませんでした。もちろん管理をしている方々の努力があっての事だとは思いますが、マナーを守らない人はごく少数なのでしょうね。

さあ、頂上を一時間も堪能しちゃいました。時計は15時半を指しています。そろそろ来た道を戻る事にしましょう。その前にトイレへ・・。頂上にはトイレが無いので、近くの山小屋まで行かなければならないようですね。
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山小屋は・・・え?反対側を10分程下った場所?この急勾配を下るという事は・・また登るという事ですよね?登りたくないけど・・・漏れるぅ〜!!(>_<)

今回は遅い出発だったという事もあり、下山してくる方々とすれ違う機会が多かったのですが、その際に皆さん「こんにちは〜」と挨拶をしてくれました。しかも、年配の方に限らず若い人達もしっかり挨拶をしていました。それがとても気持ち良く、ますますトレッキングが好きになりました。
また、帰り道にも嬉しい出会いがありました。野生の鹿です。カワイイですね〜。
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所要時間:7時間(うち休憩時間2時間)

【五丈岩の下にある鳥居と社について調べてみました】
会社に戻ってから例の如く調べてみました。すると・・・。
「山頂には金桜神社の本宮があり、古くから修験者の奉賽品や経塚など金峰山信仰に関わる考古遺物の表面採集が報告されておいる。刀子や釘などの鉄製品や灰釉陶器などの土器・陶磁器類、古銭や水晶製の数珠玉、土馬、装飾円盤など、平安時代からの出土品があり、出土遺物は甲府市教育委員会の所有で笛吹市の山梨県立