2016年8月28日 文化的な環境は住民が創るのだ『日本映画史110年』 1895年にリュミエール兄弟が映画を発明して120年。この僅かな間に映画は影響力の大きさにより政治や戦争に利用されつつ、その一方では芸術にまでその可能性を高めた...
2016年7月28日 甲府の夏 食欲の夏 『食べる。』 甲府の夏は最高だ!暑さが日本一なら、ビールが日本一美味しく飲める街かもしれない。そうは意気込んでみても、やはり夏は食欲が落ちる。▼今回の本は、若い女性が一人で世...
2016年6月28日 歴史は書き手によって大きく変わる。 『 完全版 名君 保科正之 』 愛宕山のすそ野に円光院はある。高台から見る甲府の眺望は素晴らしく、鳥のさえずりが聞こえ、緑が映える場所だ。信玄公の正室である三条夫人の墓は本堂の裏手を少し登った...
2016年5月28日 読書会は楽しいよ♪『 稼ぐまちが地方を変える 』 毎月開催する読書会が100回目を迎える。続いた要因は会自体が面白いことに尽きる。読書は一人でするものと思っていたが、共読すると新たな発見がある。本に書かれていな...
2016年4月28日 新緑に包まれ歩いてみる 『 草 枕 』 「山路を登りながら、こう考へた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」『草枕』の有名な冒頭だ。執筆から100...
2016年3月28日 甲府の異能な人 『アラマタ人物伝』 岡島百貨店の反田亘昭さん。中心街のちょっとした有名人だ。商品やサービス、催事の案内をしつつ、デパートの本来的な楽しさを伝える。しかし、反田さんの凄さはそれだけで...
2016年2月8日 人の振り見て我が振り直せ 『鎌倉の地元遺産』 毎週火曜日の朝7:00-8:00に「得々三文会」という朝会を開催している。発表者が自分の仕事や社会活動について話し、参加者と一緒に語る会だ。発表は地域の人が担当...
2016年1月28日 童心にかえり楽しい遊びをつくるのだ 『新しい遊び場』 アービッド・ベンソン (著) まもなく大神さん。2010年から「繭の森プロジェクト」という活動グループがある。節分を盛り上げるため、頭に装着可能な鬼の角を製作し配布したり、紅白の繭玉を木に飾...
2015年12月28日 街を活かすも殺すも「その一声」から。『計画と無計画のあいだ』 銀座通りのアーケードに「柿」が干されていた。私は目を疑ったが、そこには確かに「枯露柿づくり」の看板があった。ここを通る人は商店街の空中で展開される風景にギョッと...
2015年11月28日 他者に伝えようとすると、自らが発見することになる 『甲州・信州のちいさなワイナリーめぐり』 11月7・8日に8回目のワインツーリズムが開催された。このイベントは「五感で味わう」がコンセプトのイベントだ。ワインの味覚だけではなく、ぶどう棚を歩き、作り手の...