2017年6月28日 「ある時を境に変わってしまった」経験はありますか『バベットの晩餐会』 田舎に暮らす二人の姉妹の物語。長女が若かりし時に出会ったフランス将校、次女が若かりし時男性歌手から手ほどきを受けたオペラ芸術との出会い、今はもう遠い日の思い出だ...
2017年5月28日 雑草の生き残りをかけた中心街ライフ『身近な雑草の愉快な生きかた』 中心街で「タンポポ大戦争」勃発!?外来タンポポが勢力を拡大し、在来タンポポは減少しつつあるという。なにしろ外来はクローン遺伝子により受粉する相手がいなくても増え...
2017年4月28日 甲府の中心街で旬を喰らう『土を喰う日々』 日差しが強くなりはじめました。自然の生命力がみなぎります。楽しみになるのが旬の野菜です。甲府の街中は美味しい野菜が県内各地から集約する素晴らしい場所です。同じ野...
2017年3月28日 ミステリー・歴史・山梨…読書の入り口は色々とあります『信長殺すべし』 今年も信玄公祭りがやってきます。「腹が減っては戦はできぬ」と出陣前に焼きそばやたこ焼きを頬張る武士は何だか笑ってしまいます。今回紹介する本は戦国時代の本。それも...
2017年2月28日 街には出会いと別れの風景がよく似合う『恋愛詩集』 春は別れと出会い季節です。今回紹介する本は古今東西から集めた43篇の「恋愛」の詩集です。中原中也、茨木のり子からリルケ、シャロン・オールズまで幅広く選ばれていま...
2017年1月28日 盆地の冬が冷蔵庫ならアラスカは冷凍庫 『旅をする木』 寒い日が続きます。ですがもうしばらくの辛抱です。大神宮のお祭りを過ぎれば、一日一日と春に近づく足音が聞こえてきます。「あと三週間もすれば温かい日差しがやってくる...
2016年12月28日 甲府中心街で初笑い 『ま・く・ら』 あっ!という間に年の瀬です。しっかりと一年を振り返り、気持ちを切り替えて笑顔でお正月を迎えたいものです。今回紹介する本は落語の「まくら」を集めた本です。「まくら...
2016年11月28日 甲府の過去と未来と、それを思う現在と 『甲府市の昭和』 生前の風景ばかりなのにどこか懐かしい。写真の片隅に現在に繋がる記憶の断片があるからだ。それが引き金になって、過去の甲府にタイムスリップする。伊勢湾台風で破壊され...
2016年10月28日 豊かな時間を取り戻せ 『モモ』 時間貯蓄銀行の外交員は時間どろぼう。生活の無駄な時間を算出し、その時間を預けて長生きすることを提案する。合理的な生き方を突き詰めるうちに、余裕を失くした住民は生...
2016年9月28日 聞いてびっくり玉手箱 『忘れられた日本人』 「中心街の昔はよかった」という話はどれも似た話だが、店主の遍歴はそれぞれに個性的だ。以前、早川ベーカリーの小川シェフに話を聞く機会があった。富山県氷見市生まれ。...