2019年6月号 スイートコーン

2019.06 スイートコーン
 山梨は戦前から雑穀として食する「甲州もろこし」の産地であった。スイートコーンの栽培は昭和30年代に富士北麓や八ヶ岳山麓の高冷地から甲府盆地の平坦地へと広がり、現在は山梨県の野菜生産額の第1位となっている。山梨におけるスイートコーンの栽培は、甲府盆地の気象条件を生かした早出し栽培が主力。東京近郊の産地では最も早い出荷となり、高値で取引される。水田へ作付けることで輪作による連作障害の回避や高品質・安定生産につながっているという。
 「もろこし」という山梨の方言は、トウモロコシへの親しみを込めた愛称のようにも感じる。甲府特産のきみひめのほか、JA西八代管内の甘々娘など地域ブランドとして定着した品種もあり、毎年6月の収穫祭でこの時とばかりに買い求める人の長蛇の列は「もろこし」シーズンの風物詩だ。



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