2011年4月号『パンダはどうして日本に来たの!?』
中国から日本に初めてパンダがやってきたのは39年も前の1972年10月28日のことだったよ。以来何頭ものパンダがやってきたけど、みんな寿命や病気で亡くなったんだ。上野動物園では2008年から3年ぶりにパンダを受け入れることにしたよ。
なんでまたパンダは来たの~?
最初に来た「ランラン」と「カンカン」は日中国交正常化(日本と中華人民共和国が交流を持つことになった)を記念して中国から贈られたんだけど、今回はつがい(オス・メス一組で)で年間8000万円というお金で中国からレンタルするんだよ。
あらー。お高いのね。あたいは払えないから見れないのね。
キミは入園料を払えばいいだけだよ…。でもね、レンタル料はどこから出てくるかというと上野動物園は東京都の管理だから結局税金なんだよね。10年レンタルだから約8億円。それに、パンダは絶滅危惧種なのに外交の道具に使う中国って…どうかと思うよね。
あんなにカワイイのに絶滅してしまうなんてイヤだよ。
パンダは中国の西部(元々チベット領だったところなど)に今や1600頭前後しか生息していないというよ。昔から、珍しい毛皮を手に入れるための密猟があったし、土地の開発によって生息地域が分断され、野生のパンダ同士でなかなか出会わなくなっているというよ。中国はパンダを外交の道具などにせず、保護するための対策にさらに取り組むことを重視するべきだね。
ふくろう先生の解説です
パンダは日中友好のシンボルとして扱われてきましたが、実際には中国のパンダだけではなく、過去にチベット領だったところを奪って中国のものにしてきたという歴史もあります。歴史を紐解くと様々なことが見え、将来ものぞくことができます。
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突撃となりのマチッコチャンネル(仮)
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