2011年5月号『エネルギー政策について考える』

シカ先生

放射性物質による健康被害は長い年月をかけて症状がでてくるよ。「ただちに影響はない」という言葉は「長期的には影響があるかもしれない」と捉えられるね。ただ、山梨の飛散量はとても少ないからね。現状ではそんなに心配しなくていいかもね。

ねこさん野菜や水が放射性物質で汚染されてしまうのが困るよね。

シカ先生
そうだね。口に入れるものには気をつけておこうね。数値が異常な場合は規制されるけど、その網をくぐり抜けて流通してしまう野菜があったりしたからね。収集したたくさんの情報を元に、正しい判断をして自分の身を守ることが大切だよ。

うさぎさん

あたい、そんな怖い思いしてまで電気はいらないです。DSももうやめます。

シカ先生原子力発電はリスクがあるけど、安く電気を作ることができるといわれ、国はエネルギー政策として推し進めてきたんだ。でもこうして事故が起きたときの補償、施設や核燃料の今後の処理や永続的な管理の費用も含めて考えたら、安くすむとは言えないかもね。

ねこさん自然エネルギーを利用した発電もあるんだよね。

シカ先生
そう。水力はもちろん、風力や太陽光、地熱などを使って実用化されている発電方法はたくさんあるよ。昔はコストが高かったり発電効率が良くなかったから、なかなか増えなかったけど今は技術も進んだし、コストもグッと下がってきてるし、なんといっても地球にやさしいからね。すぐには難しいかもしれないけどクリーンエネルギーに切り替わっていくといいね。

ふくろう先生

ふくろう先生の解説です

原発事故により日本は、思いがけずエネルギー政策の大転換期を迎えました。これまでも小規模ながら、自然エネルギー発電はしてきたし、海外からも日本企業が発電施設建設を依頼されるなど、技術は既に持っています。国にはこれまでの原発と同等に推進していってほしいものです。

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