しっかりした指針をもって新年を迎えるための一冊
『生き方 人間として一番大切なこと』

令和二年はコロナに振り回されて一年が過ぎました。今までにない事象により精神的に不安を抱えた人も多かったのではないでしょうか。▼この本は京セラの創業者の稲盛和夫さんが書いた本です。著者は挫折や病気、周囲からの圧力など、多くの問題を抱えてきたそうです。しかし、そうした中でも人間にとって大切な考え方を貫くことにより、道を切り開くことができたのだといいます。自らの人生を振り返り、それらを乗り越えてきたシンプルな原則が記されています。▼この先もまだコロナは続いていきそうです。年末年始は時間がある時です。生活を振り返り、今後の暮らしを心を落ちつけて考える上で、いい機会になりそうです。この本はとても前向きになる本です。自分の中でしっかりとした指針をつくる上でも、また新年を新たな気持ちでスタートするに当たっても参考になる一冊だと思います。

『生き方 人間として一番大切なこと』
稲盛和夫(著) サンマーク出版 1,700円(税別)