第24回 小中学生!コンクールに参加しよう!!

今年も山梨日日新聞社と山日会は、小中学生新聞感想文コンクールを実施しています。5回目になり、年々優れた作品が多く応募され楽しみです。
昨年の最優秀作品を紹介します。


[小学1,2年の部] 人間が自然環境を壊すのが原因で、野生物が里に下りて来ることを知り、どうぶつ語のどうぶつ新聞をつくり、「あそこの山にはしぜん
や食べものがいっぱいあるから行ってみてね」などの情報をおしえてあげる。

[小学3,4年の部] 甲府空襲のことを新聞やおじいちゃんの体験談から知り、悲惨な戦争が起きないように自分が伝え手になる。

[小学5,6年の部] 新潟での地震報道を読んで、救援活動の大切さを知った。ニュースとして受け止めるだけでなく、教訓としてとらえることができれば、新聞はすばらしい情報源になるだろう。

[中学1年の部] 赤ちゃんポストに預ける親は、子どもの気持ちを考えて欲しい。親の顔を知らないで育っていくことほど辛いことはない。「うるさかったから」という理由で、子どもを殺害する親。親の勝手な都合で子どもが被害を受けている。給食費未納や税金を払わないなど、他人に迷惑をかけていると気付かずにいることが問題だ。「もう一度考えて」と訴える。

[中学2年の部] 保育料の滞納が大きな問題になっていることを聞き、保護者の意識の欠如、モラルの低下を知る。何の罪もない子どもたちは、保護者が滞納しても法律に守られて退所させられないが、これを逆手にとって滞納する大人にがっかりする。様々な情報を新聞で知ったが、自分にとっては「宝箱」と締めくくっている。

[中学3年の部] 先の大戦で唯一地上戦となった沖縄で、うつむいたまま一点を見つめている少年の写真を見た。米軍が撮影したものだ。沖縄では集団自決で数多くの命を落としているが「生き残った者にも、死んだ者にとっても地獄だ」という。思い出すことも辛い当時の体験を伝えてくれる人も少なくなっている。教訓として、未来の人々に命のリレーをしていくのが僕達の役目だ
と思う。

今年も心に訴えるたくさんの作品を期待しています。
9月22日まで山梨日日新聞社[第5回小中学生新聞感想文コンクール]事務局およびニュースコムなどで受け付けています。