中央市れんげまつり 虚無僧行列( ^3^)
4/29(日)、”中央市れんげまつり”に虚無僧行列を見に行きました!
剃髪もせず、お経も唱えないかわりに尺八を吹く、時代劇などでもお馴染のあの虚無僧です。
尺八はもちろん、深編笠も印象的。
普済宗の僧として、全国各地の虚無僧寺(普済寺)を宿場として旅をしていたそうです。
ただ虚無僧は浪人出身の武士なので、品行はよろしくないことが多かったとか
様々な特権や身分を利用して結構やりたい放題やったり偽者が横行したりしたとか
(隠密活動もあったとかなかったとか…そこは忍者っぽいねぇ)
悪名高い存在でもあったのだとか。
困った村民たちは虚無僧寺に「なんとかして」とお金や食べ物を差し出し
檀家を持たない普済寺は、このお金でもって運営されていたそうです。
なんか…なんか今も昔もよくありそうな話ですが
正直「…(;´・`)」って感じですね。
しかし面白い!
明治4年に明治政府によって普化宗は廃宗とされ、本物の虚無僧も虚無僧寺も今に残ってはいません。
そんな虚無僧寺「明暗寺」が、山梨の乙黒にあったんですね~!(ようやく本題)
中央市はこの歴史を今に伝えようと、毎年「中央市れんげまつり」に合わせて虚無僧行列を再現しています。
明暗寺自体は、今は跡形も残っていませんが、跡地に石碑が建てられています。
今年のれんげまつりのチラシの周辺地図(交通規制道路図)には「明暗寺跡地」が記されていなかったのですが、
なぜそんなにPRに消極的なのでしょうか!?跡地なんて地図で検索しようもないから困っちゃいますね。
れんげまつりの虚無僧行列は、10:30よりこの明暗寺跡地で出発式が行われ、
11:00よりれんげまつりの開場である「玉穂ふるさとふれあい広場」へ移動します。
虚無僧の行列を再現されるのは、尺八愛好家の山梨如道会の方たち。
さぁ出発です。
乙黒地区は古くて立派な民家が並んでいて、とても風情のある街並み。
途中、二件のお宅に経ち寄りました。
何の説明もなかったのですが、おそらく「明暗寺の瓦」と「明暗寺の尺八」が保存されているというお宅なのではないかと。
(た…多分ね)
背景が絵になる場所に先回りをしてカメラを構えて待つ人たち多数。
ひたすら歩きます。
(実は先導の車のスピーカーから尺八の音色が流れているのでした)
(…道中ずっと尺八を吹き続けるのは大変ですもんね!!)
れんげまつりの会場である玉穂ふるさとふれあい広場へ近付き、ようやく人が集まってきました。
しかし本気で怯えている子ども少なからずいましたよ。
確かに虚無僧がこちらに向かって来る様はこ…こわいよね!
前述の残念な史実もあって、時代劇などでもお約束の悪役である虚無僧ですが
なんの先入観もなく見ても虚無僧は怖いと思います…
得体の知れなさのようなものが。
まぁそれがたまらない魅力なのだが!!
蓮華畑を横切って公園へ
開場は大賑わいです。
開場のステージでちょっとした紹介と演奏がありました。
それにしても、個人的にはこの虚無僧行列がれんげまつりの目玉だったのですが
あまりフィーチャーされていないように感じました。
ヒーローショーやお笑いライブもいいけど、みんなもうちょっと虚無僧行列に興味持とうぜ…
歴史としてかなり貴重だし、面白いと思うのですけどねぇ
最後は永源寺へ。
廃寺となった明暗寺から託された 「普化禅師像」などがこちらに安置されています。
日本で唯一の普化禅師(普化宗の開祖)の像で、普段は見られないものなのですが
このれんげ祭りの日には特別に一般公開されるとか。
そ…そういえば私見なかったな…どこにあったのだろう…(´▽`;)ナンテコッタイ
仏事と演奏が行われました。見学者、ここまでくると私含めて5人くらい(´Д`;)
心静かな素敵な時間を過ごさせて頂きました。
うーん、虚無僧の歴史、面白い!
ありがとうございました!
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ところで、やまなしフットパスリンクのガイドブックにも
この虚無僧ゆかりの地を訪ねる玉穂のコースがあります。
さすが、押さえるところ押さえた内容になっています。これ持って行けば良かったなぁ~
最近は県内の各所の書店などにも置いてあるようです。
ニュースコムでもまだまだ取扱いさせて頂いております!
エリア内の方なら「お届け」致しますよ☆(宣伝宣伝♪)
今年はれんげまつりの時点で、蓮華が満開になっていなかったから
乙黒地区、ここからのGWが見頃なんじゃないかしら。ぜひ歩いてみてください♪
あ!今月のフットパスの楽校甲府校 は 5/23 13:30~ニュースコム会議室にて!ヨロシク( ^3^)
いかんいかん、私のお祭りレポートは毎度歴史ものに偏りすぎてるからな
最後にゴーバスターズでも載っけておこう
よし!(`・ω・´)