2020年11月号 八ヶ岳高原大橋

 甲斐大泉駅前から清里へ県道28号線を進むと、川俣川渓谷とともに八ヶ岳高原大橋に差し掛かる。高さ110m、長さ490mの国内有数の大橋で、斜面の傾斜45度~35度という急峻で深いV字谷を一気に跨ぐ。清里へ向かう車の渋滞解消のため平成10年に完成した清里高原有料道路の一部だが、利用台数は少なく平成17年に無料開放された。八ヶ岳高原ラインで川俣川をまたぐ東沢橋、通称「赤い橋」に対して、黄色に塗装されているため「黄色い橋」と呼ばれる。
 建設時よりその眺望を売りにしており、駐車場を利用して歩道を歩くこともできる。北に八ヶ岳、 南西に南アルプス、 南に富士山を望む大パノラマ。見渡す限りの渓谷の紅葉を足がすくむほどの高さから見下ろすのも爽快で心地良い。

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