2012年2月号 不老園の梅

2012.02

 『甲斐路の春は不老園から始まる』とまで言われる梅の名所、不老園。明治30年、市内に住む呉服商の七代目奥村正右衛門が別荘として開園したもので、自然の地形を活かした園内には20数種約3,200本もの梅をはじめとする花木が植えられている。氏が全国を行脚しては持ち帰ったものだという。その後5人の子息によって受け継がれ、恒久的な維持を図るため昭和40年に財団法人「奥村不老園」となった。真下を貫く酒折トンネルは、山の手通り建設の際、園の景観保全のため切通しを避けて作られたものである。
 開園期間は毎年2月上旬から3月下旬の梅の開花期間のみ。今年も見事な梅の花が、いち早く甲府盆地に春の到来を告げる。

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