2010年5月号『新党ラッシュで政治はどうなるの!?』
前にも話したことがあるけど、日本の政治は「政党」というチームがたくさんあって成り立っているんだ。それぞれの政党では「こういうことをやりたい」と政策(考え)や信念を持って活動しているよ。政治家のほとんどは自分の考えに近い政党に属して、政策を実現しようとするんだね。
じゃ今回は考えが違ってきちゃって、新党を作る人がいっぱいるということ!?
そう。考えが近いと言っても、党に属している全員が全員、党の全ての政策に最初から賛成ということはまずなくて、その政策には賛成だけどこの政策には反対という人がいることなどは多々あるよ。党内で議論を重ねて、お互いが納得してそれぞれの意見をすり合わせ、党の政策として固めていくんだね。
まぁ・・・イイ線いくんじゃないかな・・・。今回の新党ラッシュは考えの違い云々より、今属している政党のままだと今度の参議院選挙で、当選議席が確保できないだろうという判断で設立されているのがほとんどだよ。世間でも、自民党でもない民主党でもない第三の党が次期選挙で躍進するのでは!?と言われているしね。
うん。なんで政党があるかというと民主主義である日本の政治は、多数決で物事を決定するからね。同じ考えの人がいるなら政党としてたくさん集まって動いた方が、意見は通りやすいし、自分のしたい政治ができる可能性が高まるんだ。ただ現状のように、この本来の主旨とは違う概念で政党という制度が利用されるのは自然な形ではないよね。
ふくろう先生の解説です
これまでいろんな政党が旗揚げし、また消えていきました。これからも大きい選挙の度、またくっついたり離れたりを繰り返すのかもしれません。はたしてそこに党の理念や将来像など本当にあるのでしょうか?もはや党利党略、私利私欲のための仕組みとなってしまっている感のある政党政治。本当に日本のことを想い、考え、実行できる人たちにこそ、政治をまかせたいものです。
今回は【新党ラッシュ】というキーワードから「政党政治の仕組み」が学べたね!このテーマはこれからも新聞の中で取り上げられるはずだよ!新聞を読んで、これからどんな展開があるのか考えてみよう!学んだことを次にいかそう!