2012年2月号『ココリはどう変わったの!?』
ココリは2010年10月に甲府市中心街活性化策の目玉として大々的にオープンしたんだったね。当初はお客さんも入っていたけど、だんだんと客足は遠のいて、半年も経たないうちに撤退する店舗が出てきたんだ。先日まではかなりさみしい状態だったよ。
ふーん。でもなんでそうなっちゃったの?
うーん…。ターゲットを絞らず「多くの人に、いろんな層の人に来てほしい…」ということを意識しすぎて、コンセプトがハッキリしていなかったのかもね。ターゲットを絞っていないということは、どの層も狙っていないということと同じなんだよ。
もうあたいのためだけにどんどんリニューアルしてくれ!
…。今回のリニューアルはターゲットを若者に絞って、人気のマンガやアニメのグッズを扱うお店が入ったね。県内でそういう品揃えのお店というのは他にないから、郊外のショッピングセンターとも差別化できているしね。しかもみんな自転車で来るから駐車場関係ない!
たしかに以前と比べると建物全体や周辺にも人は増えたかもね。
さらにターゲットに沿ったお店を周辺にも充実させて「ここに来ると、そのジャンルのものはだいたい揃う」というように専門化していけば、秋葉原みたいにひとつの街として、にぎやかになるかもしれないね。ビル内だけでおさまらず、当初の目的のようにココリが中心街全体の核となって、活性化策が持続されることを先生は期待しているよ。
ふくろう先生の解説です
郊外のショッピングモールには「ここに来ればなにかある!」という魅力があって人が集まるのでしょう。その昔、マクドナルドといえば岡島に食べに行くもので、子ども心にも「中心街にしかないものがある!」と思いました。今こそ、他にはない中心街の魅力を再度作りあげるチャンスなのです。
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