2010年7月号『新総理またまた誕生～!?』

で、今度は菅さんが総理大臣になったんだよね。

うん。それで民主党の人気は回復して支持率が上がったという調査が一部では出ているようだけどね。鳩山さんがお金の問題で辞めるというなら、発覚した時点で辞めるべきだし、普天間の問題だってあそこまでダラダラせずにもっと早く決着をつける選択肢もあったはず。ここまで辞任を引っ張った理由というのは…。

ははーん。選挙対策ってやつだね。

そう！民主党は、鳩山さん辞任と新総理誕生のタイミングを、7月に行われる参議院選挙の直前に合わせることでイメージ回復を狙ったといわれているね。なんでその参議院選挙をそんなに重視しているかというと、そこで民主党が勝つとさらにいろんな政策を実現できるようになるからなんだ。

国民のためになることならいいけど、そうじゃないことまで一方的に決められたら困るな。

そうなんだ。参議院は【良識の府】といって衆議院で通ってきた法案を本当に通すべきか話し合い、多数決をとる所だからね。占める政党があまりに偏った状態はいいことじゃないと思うよ。大げさじゃなく、今度の参議院選挙はこれから数年後の日本がどうなるか、日本をどうしたいかを我々国民が決める選挙だといえるかもね。

ふくろう先生の解説です

菅総理誕生でにわかに活気づく日本。クリーンな雰囲気ですが、これまでにどんなことをしてきた人か、どんな思想の人か、よく知らないで判断してよいのでしょうか。鳩山さん、小沢さんについては議員を辞めたわけではないので、また選挙後に動きだすともいわれています。私たちはこれまでに起きてきた全ての事実を知り、考え、本質を見極めて決断しなければなりません。

今回は【総理大臣】というキーワードから「本質を見ること」について学べたね！このテーマはこれからも新聞の中で取り上げられるはずだよ！新聞を読んで、これからどんな展開があるのか考えてみよう！学んだことを次にいかそう！

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