2010年6月号『上海万博ってどんな催しなの~!?』
万博とは万国博覧会(国際博覧会)のことで、1851年に第1回国際博覧会として、ロンドンで開催されたのが始まりだよ。ヨーロッパでは当時、産業革命で新しい産業が次々と芽ばえてた頃。それら産業の見本市として始まったんだ。とても歴史があるね。
へぇー!そうなんだ!今回もいろんな国が力を入れているよね!
そうだね。万博は世界中から各国、国を挙げて参加してくるイベントでね。どんな国でどんな技術を持っているよと、世界へ知らしめることで、イメージアップにも繋がるし、今後どんな国になるかなどの未来へのビジョンを示すこともできるからね。特に今回の開催国である中国は、文化や経済の成長を世界にアピールする絶好の機会と言えるね。
で!?我が日本はどうなのさ。
うん。日本館は開幕前からも評判が高くてね。エコカーや発電の技術、バイオリンを弾くロボットなど、日本の技術の粋を集めた展示がされているんだよ。連日、それらを見るために大行列を作って何時間も待つ人がいるんだって。これからの地球環境のために必須といえる日本の最先端技術だからね。人気があるのもうなずけるね。
そこで日本の技術を売り込んじゃえばいいじゃん。
おお!いい事言うねぇ!日本はこれまでも世界に対して、技術力をウリにすることで、先進国として成長してきたんだ。アラブの石油などのように、資源に恵まれていればそれを国外に売って外貨を稼ぐこともできるけれど、そうではなかった。日本がこれからも国として成長を続けるには、技術力がさらに向上するよう国家予算や人材を投入してそれを磨くことが必要なんだね。
ふくろう先生の解説です
技術大国日本。そう呼ばれて久しい我が国ですが、最近では韓国、中国、インドなどの国も技術力を上げてきました。それでも我々には、積み重ねてきたアドバンテージが確かにあるはずです。原材料を輸入し技術加工して輸出することはもちろん、これからは途上国などに対して、高速鉄道や発電所の建設技術、ノウハウを積極的に提供していくことが、日本の成長の柱になるでしょう。
今回は【上海万博】というキーワードから「日本の技術力」について学べたね!このテーマはこれからも新聞の中で取り上げられるはずだよ!新聞を読んで、これからどんな展開があるのか考えてみよう!学んだことを次にいかそう!
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