寒い夜には熱い本をお供に『本から本へ』
寒くなってきましたので熱い本のご紹介です。著者は多読家としても知られ、ネットの「千夜千冊」という本の紹介サイトの運営者としても有名です。そこの場においては、すでに1,700冊超える本が紹介され、今でも更新され続けております。▼「本を読むとは、このように理解を深めるばかりが愉しみなのではない。本から本へ亙り、本と本をつなげ、本の中に別の記憶を埋め込んだり、仮説を遊ばせるということもできる」と書いています。本は1冊で完結するものではなくて、次の本へと誘ったり、全く違う分野との関係性を発見したり、自分の中にあるものと融合したり、そこから新たな考えが生まれてくるきっかけになったりします。読書のダイナミズムですね。▼この本は、今までに出会ったことのない種類の本に出会いたいという人にはピッタリです。現在は千夜千冊をテーマ別にまとめて、生物・文明・芸能・言葉など…分野ごとに刊行されています。
松岡正剛(著)
角川ソフィア文庫
1,280円(税別)