第5回お題:「節約」
「節約」と言う言葉はケチと言うイメージがある。でも節約こそ究極のエコと感じることができた今回の座談会は、山梨で開催されている風林火山博1階ブー
ス(県民情報プラザ)にある「まきばカフェ」に出張して行われました。
た。今日のお題は節約です。節約の極意を聞かせて頂きながら楽しい時間が過ごせたらと思っています。宜しくお願いします。それでは、みなさん節約している
事、裏技などありますか?」
Sさん・・40代主婦
「つもり貯金をしています。例えば、クリーニングに出したつもり・車に乗ったつもりで
歩く。そうそう、買い物に関しては、無駄な物を買わないために、広告をあまり見ないようにしています」
Kさん・・40代主婦
「私は趣味が
へそくりです。ヴァンフォーレや好きなミュージシャンの会費捻出のための節約は苦労に思いません。毎月の生活費を切り詰めて余ったお金を通帳に入れて増え
ていくと励みになりますよ。あと、懸賞にもはまっています。先日はお水が当りました(笑)」
座長・・「節約を楽しんでいますね」
Kさ
ん・・「節約には家族の協力も大切です。TVも各人の部屋でなく居間でみんな揃って見るとか・・・」
Wさん・・30代主婦
「そう言え
ば、我が家の子供部屋には暖房器具は何もないですよ。安全が一番だけど、寒い時は1つの部屋で家族みんなですごしています」
Mさん・・40代主婦
「わたしは500円玉貯金をしています」
Oさん・・30代主婦
「みなさんすごいですね。私の場合、節約しようと頑張っても、
思いがけない出費があったりすると節約するのが嫌になり止めてしまいます」
Iさん・・40代主婦
「私は義母が光熱費を負担してくれているし、特別節約はしていませんが、今日は本当に勉強になります」
座長・・「それではみなさん、節約の裏技を教えてもらえますか?」
Kさん・・「掃除は掃除機を使わず、雑巾がけにしています。私の運動不足も解消
できます。雑巾枚数30枚。使用した雑巾はまとめて洗濯機で洗う。カーペットはコロコロを使用。ご飯は朝炊いて保温はしない。夕食の1時間前に保温・チン
する。朝食の支度は、電気料金の安い7時までに済ませる」
Sさん・・「トイレのタンクにペットボトルを入れて節水に心掛けています。主人のボーナ
スも全額貯金。マイホーム購入の夢の実現のためです」
Mさん・・「先日、掃除機を購入したのですが、ゴミパックを使わないサイクロン式の掃除機に
しました。ゴミパック代金の節約です」
Nさん・・30代主婦
「お風呂には子供と一緒に入ります。スキンシップにもなるし・・・。光熱費の
領収書を見ると、節約を真剣に考えますよね」
Tさん・・40代主婦
「洗濯機を購入する時、ドラム式を購入しました。少ない水で洗濯するの
で、水道代金が安くなりました。そうそうお鍋は保温鍋を使用しています」
Wさん・・「光熱費節約のため、電機のコンセントをこまめに切るようにし
ています。それに深夜電力を上手に使う事は節約につながると思いますよ!」
Yさん・・40代主婦
「私は子供の服を上下3着しか買いませ
ん。子供はすぐ成長するし、1着が駄目になったら買い足すようにしています」
Aさん・・・・30代主婦
「子供がサッカー教室に通ってい
て、休日にヴァンフォーレの試合を見に行く時、お弁当を持って行きます。又、買い物をする時、あれば便利だけど、無くても生活できるよな〜と自問自答して
から買うようにしています」
Kさん・・「我が家でもペットボトル飲料を購入しないで、家で作った麦茶を持たせています。ティッシュも子供が小さい
時は、箱ごと半分に切って使っていました」
座長・・「みなさんありがとうございました。節約=ケチのイメージがありましたが、今日皆さんのお話を
聞かせて頂いて、節約=エコのように感じました。欲しい物は何でも手に入る現在、節約=無駄を省く事は一番のエコ活動なのかもしれませんね。今日は本当に
ありがとうございました」
環境に対する取り組みでノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさんは「もったいない」
と言う言葉を世界に発信した。日本人が忘れていた心を絵と文で表現した本は幅広く読まれている。又、島田洋七さんの著書「佐賀のがばいばーちゃん」はベス
トセラーになった、がばいばーちゃんの語録に「この世の中、拾う物あっても捨てる物はない」がある。戦後の貧しい時期に子供7人を育てたばあちゃんの言葉
には真実がある。
金はなくても愛情を掛けて育てれば子供はまっすぐに育つ事も教えてくれた。又、ばーちゃんが川の水面に棒を置き流れてくる物を
せき止め、炊きつけの薪や食料にした知恵は究極のエコ活動である。
私達の生活には物があふれ価値観さえ曖昧になってきている。節約を楽しむエコ
ロジーとしてとらえる事ができた時、人は人として存在感を持ち満足感と共に心豊かな生活ができるのかもしれない。
【今回の座談会編集担当M】