2012年10月号 桜町通り

2012.10

 桜町通りは甲府城の外堀の埋め立てによって誕生した。現在の甲府市中心街の中でも最も早くに発展し、明治時代のうちから商店や料亭の他、外人屋敷や芝居小屋などが立ち並ぶ甲府一の繁華街となり、昭和初期には県内初の百貨店である松林軒デパートがオープンするなど、甲府市の文化・経済の中心であった。
 2005年、明治・大正時代と親しまれた芝居小屋「桜座」が70年以上の時を経て復活したことをきっかけに、桜町通りでは芸術・文化の拠点としてのまちづくりが活性化。周辺にはジャズを中心としたライブハウスが集積し、音楽の風が吹いている。

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