2017年9月号 山梨縣護國神社
護国神社は国家に殉難した人々の英霊を祀る神社である。明治維新以降、各地に創建された招魂社を昭和14年に改称したもので、山梨県においては明治12年12月甲府市太田町公園隣接地の招魂社建立に始まる。昭和17年に現在地に遷座し、昭和19年、山梨縣護國神社に改称した。西南戦争以来、日露戦争や太平洋戦争などで戦没した県内出身者の御霊25047柱が奉斎され、慰霊碑、納骨堂が建立されている。
石碑に彫り込まれた多くの戦没者の名が、繰り返された戦争の悲劇を伝え残す。今日の豊かな暮らしの礎となった平和と繁栄の神様に、慰霊と感謝の祈りを捧げる。