2016年7月号 遊亀公園内こども遊園地
遊亀公園の動物園の一角に昭和の雰囲気漂う遊園地がある。甲府市が管理する動物園とは違い、民間企業のニチゴ株式会社が運営する。年季の入った乗り物やゲーム機、ミニ列車など、子供だけでなく懐かしさを楽しむ大人も多いことだろう。かつてはデパートの屋上などに当たり前のように存在したこうした遊園地は全国的に閉鎖が相次いでおり、今となっては貴重な存在だ。
遊亀公園は開園100周年を迎える2019年から再整備が検討されており、このこども遊園地の存続についても注目が集まっている。何事も時代に即した形というものがある。一方で、変らないことの価値が求められることもある。