2015年1月号 エル西銀座
銀座通りの西に延びる約100mの商店街がエル西銀座である。エルは「Large」「Love」「Life」の頭文字だという。昭和62年の道路改修工事に伴い、より魅力ある商店街になるようにと周辺の商店主や住人たちによって12体の十二支像が建てられた。
十二支とはもともと古代中国の天文学で用いられた数詞で、12年で天を一周する木星の位置を示すもの。動物を当てはめたことで広く浸透し、年・月・時刻・方位の記述にも利用されるようになった。神様のもとへ我先にと集まった動物たち逸話も有名だろう。
エル西銀座では毎年その年の干支の像に正月飾りを飾り付けて新年を祝う。鼠に騙され十二支になれなかったという猫も、そんな商店街をのんびり歩いていたりする。