2012年12月号 遊亀公園の紙芝居
週末の紙芝居といえば、遊亀公園の名物。県内でただひとりの「紙芝居のおじさん」が、年季の入った紙芝居と甲州弁の名調子に、現代風のアドリブで笑いを誘う。水あめや型ぬきも大人気だ。
幼少期、同じように紙芝居を見たという人も多いだろう。昭和7年から66年間、甲府市内や近隣を子ども達のために毎日巡演していた「紙芝居のおじいさん」。現在はその意志を受け継いだ息子さんが、二代目として上演を続けている。
甲府の紙芝居は80年。世代を超えて愛され続け、子ども達、そして「かつての子ども達」が集まるその場所は、冬の寒空の下でも暖かい。