2012年5月号 善光寺のフクロウ
甲斐善光寺境内のケヤキの木で、毎年フクロウが巣を作り子育てをしている。ここ20年以上続く初夏の風物詩だ。
フクロウは「不苦労」「福来郎」などの語呂合わせや、180度以上首が回ることから(首が回らないの反対で)お金に苦労しないなど、縁起の良い鳥とされている。また欧米でフクロウといえば、広い視野で遠くを見据える英知の象徴だ。
ヒナは夜間飛ぶ練習をしながら巣立ちの日に備えている。今年も、ふわふわとした産毛に身を包んだ愛くるしい雛の姿を一目見ようと訪れる人も多いだろう。地域の子どもを見守るように、みんなで暖かく見守っていきたい。