2011年2月号 西湖樹氷まつり
西湖樹氷まつりは野鳥の森公園で毎年1月末から2月にかけて行われるイベント。2000年から始まり、今年で12回目を数える。ひと月ほど前から木や骨組に散水して作られた氷のオブジェは、大きい物で高さ10メートルにもおよびなかなかの迫力である。昼は雄大な富士山をバックに、夜はライトアップされた幻想的な樹氷の姿をレンズに収めようとする大勢のアマチュアカメラマンや観光客で毎年賑わいをみせている。
最近イベント会場や観光施設で良く目にするようになったアマチュアカメラマン。デジタル化のおかげで現像に出す手間が省け、気軽にシャッターが切れるようになったこと。そしてインターネットで自身のブログなどを使い、気軽に自分の作品を公開できるようになったことなどがその普及の要因なのだそうだ。若者から年配の方々まで、自慢のカメラを片手に旅行や散策を楽しんでいる。
今年は昨年末に西湖で発見され話題となったクニマスのオブジェも急遽作られているそう。氷のオブジェにクニマス、そして雄大に富士。山梨には誇るべき自然がある。そしてその自然には人を呼ぶ魅力がある。寒い寒いと不満を漏らすだけでなくそれを好機とし捉えられるように、常にさまざまな角度からフォーカスを合わせていきたいものである。