2010年1月号 箱根駅伝

2010.01

 箱根駅伝は男子の三大大学駅伝のひとつ。関東地区では正月の恒例イベントとして定着しており、高い人気を誇っている。東京大手町の読売新聞東京本社前から鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を経て箱根は芦ノ湖までの往(108.0km)、復(109.9km)のコース。1月2日に東京から箱根への往路を、1月3日に箱根から東京への復路を走る。
 2010年で第86回を迎える箱根駅伝だが、その黎明期、山登りの5区はスタートとゴールしか決まっておらず、出場校は箱根山中の近道を走る作戦を企てた、しかし選手を心配した地元の人たちが松明を持って伴走するなど協力があったので、結局は近道をするチームはなく全チームが無事に走り終えることになったという、また、山登りのあまりの苦しさに、道端の木にしがみつき泣きじゃくる選手もいたという逸話も残っている。隔世の感あり、だが、興味深い逸話だ。
 今や正月のテレビ番組の恒例になったこの箱根駅伝。すでに23回の出場、3回の総合優勝の記録を持つ山梨学院大学だが、今回はどんな走りを見せてくれるだろうか?健闘を大いに期待したい。

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