新緑の5月という最高の季節に、最高のイヴェントを!
『木はいいなあ』

5月が好き。1年の中で1番だ。まず新緑の眩しさがたまらない。生まれたての赤ちゃんみたいだ。生命力あふれる若葉に元気をもらえる。散歩をして、深呼吸をすると、体中の細胞が入れ替わった気がする。私の場合は個人的な事情もある。新学期の仕事が落ち着いてきて、ようやく春を迎えるような開放感があるのだ。それに暑くもなくて寒くもないのがいい。私は冬が苦手だから、これから夏に向かっていく5月は、もっとも冬と縁遠い季節なのだ。だから5月は最高である。一年中ずうっと5月だったらいいのにと思う。五月病にかかった人がいたら、代わりにもらってあげて、その人はいきなり6月にして、忘れさせてあげたい。唯一の難点はGWになるとどこも混み合う点だ。だが、ここにもいい所がある。こっそり教えよう。甲府中心街だ。超穴場である。特に5月6日には銀座通りで一箱古本市もあるので、郊外のイベントに負けずに楽しいはず。たくさんの人に来てほしい。

『木はいいなあ』
ジャニス・メイ・ユードリー(作)
マーク・シーモント(絵)
西園寺祥子(訳)
偕成社1,000円(税別)