時空間絵巻とは・・・
日本各地にある神社仏閣や日本庭園、また地域の象徴となる場所をコンサートライティングにより屋外ステージとし、そこでオペラ作品を物語はそのままに歌と語りで約30分に凝縮して公演する“野外オペラエンターテインメント”です。地域の特徴を活かした新たな形の文化イベントとして、オペラを知らない方、外国語が分からない方も安心して堪能して頂けます。

日時／8月31日 (土)
18：30開場／19：30開演／20：45終了予定

場所／月江寺池（山梨県富士吉田市緑ヶ丘1丁目870-1）

お問い合わせ先／富士吉田市役所　富士山課
0555-21-1111
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スケジュール

第1部◆ 富士学苑中学高等学校 ジャズバンド部　Moon Inlet Sounds Orchestra

第2部
【前半】オペラ名曲集
「カルメン」より「闘牛士の歌」 ・　「蝶々夫人」より「ある晴れた日に」
「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」

【後半】野外オペラエンターテインメント
　 時空間絵巻Vol.4「椿姫」　（プロデュース・演出：赤穂隆史）

～「椿姫」あらすじ～

死期を悟る中で愛を知り、神を受け入れた「ヴィオレッタ」
「ヴィオレッタ」を愛するが故に犯してしまった罪に死をもって償った「アルフレード」
そんな神に救われ、神の元に召された二人とは異なり、
家族を失ってもなお神の教えを歪めた罪を背負い生き続けなければならない「ジョルジョ・ジェルモン」。
この物語はオペラを用いた“ 懺悔” と“ 贖罪” の教えである

貴族社会が隆盛な頃のパリ。社交界の夜の華であるヴィオレッタは高級娼婦として愛や神を信じない生活にあり、不治の病に冒されていた。　が、そんなある日、彼女の前に田舎の青年貴族であるアルフレードが現れる。彼はヴィオレッタへの一途の愛から健康のためにも今の暮らしを改めるようにと諭す。初めは聞き入れないヴィオレッタもアルフレードのひたむきさに心がときめき、彼との人生を選ぶこととなる。

　パリを離れ、幸せな暮らしを始める二人。そこにアルフレードの父、ジェルモンが現れる。二人の関係を認めない父は、先ずヴィオレッタに息子と別れるように迫る。最期を悟り、愛や神を信じるようになったヴィオレッタは強く拒否するも「神に祝福されない結婚」とジェルモンに言われたことでアルフレードとの別れを承知してしまう。
　
　次はアルフレードだが彼は聞き入れなかった。逆に自分のもとを去って元の夜の社交界に戻ったヴィオレッタを取り戻すためパリに向かい、その夜会の場で嫉妬に狂って面前の前で愛するが故にヴィオレッタを辱めてしまう。程なくアルフレードは我に返り悔やむも、彼はその日の晩のうちに討たれてしまい命を落とすこととなるのである。
　
アルフレードの死を知らぬままジェルモンからの手紙を信じ再会を待ちわびるヴィオレッタ。しかし彼女にはもう残された時間はなかった。臨終に間に合い、ヴィオレッタの最期を見届けたジェルモンは、家族のためにと信じた自らの行いの罪深さをようやく知ることとなった。