春よ 来い来い。福も来い。
『福を 呼び込む 和のならわし』

1402いよいよ2月3日の節分が近づいてきました。このお祭りが終われば、春はもうすぐそこです。この日は甲府市民なら誰もがご存知の大神宮のお祭りがありますね。「福は内、鬼は外」と家内の無病息災や益々の商売繁盛を祈念し、春の訪れを喜ぶ素晴らしい行事です。「切りざんしょ」や「ガラガラ」なんかも山梨らしい風物詩かもしれませんね。この300年以上続く伝統文化が残っているのも、江戸より続く街の先人たちが文化を引き継いできてくれたお陰です。本当にありがたいですね。いつまでも大事にしていきたい文化です。
今日ご紹介する本は、昔から生活に取り入れてきた春夏秋冬のならわしの本です。かわいいイラストとともに日本人の培ってきた知恵が詰まった本です。ゆったりした気持ちで毎日の生活に取り入れてみて下さい。きっと福がどんどん舞い込んでくるはずです。もちろん、節分に合わせた「豆の力」についても記載されています。そんな生活に彩りを添える「豆知識」もこの本の魅力です。

広田千悦子 『福を 呼び込む 和のならわし』
(メディアファクトリー 1,365円)