やっぱりデパートは楽しいら♪
『デパートを発明した夫婦』

1309「まちに遊びにいくじゃん」っつこんになると、やっぱりデパートは外せんじゃんね。甲府には岡島さんや山交さんがあって、おじいちゃんおばあちゃんや家族の楽しい想い出が沢山つまってる場所ずら。今回、紹介する本はそんなデパートっつうもんを一番早く考えついてやりはじめた夫婦のお話っつこん。
フランスのブシコー夫婦が次々に工夫を凝らして「ボン・マルシェ」という名前のデパートを夢の空間にしていったお話です。(甲府でボン・マルシェといえば老舗レストラン。今度名前の由来を聞いてみたいですね。)読んでるだけでドキドキワクワクする本です。しかもこの夫婦は教育や地域のことについてもとてもよく考えています。この前、スクランブルの近くのフォーハーツカフェのマスターと話をしていたら、「この本はオレのバイブルだ」って言っていて驚きました。同じ本が好きだとすっかりうまがあいますよね。時代の転換点と言われてる時だからこそ、今までにない新しい発想を組み立てることが大切です。これからもずっと甲府の街で楽しく生活していくために「ここにしかない楽しさを生み出す工夫」という原点を見つめなおす上で、参考になる本だと思います。

『デパートを発明した夫婦』
鹿島 茂(講談社,1991年)