2016年10月号 深草観音

2016-10
 要害山の山頂から1時間ほどの場所に、深草観音の岩堂がある。山深いこの地は瑞岩寺(746年創建)の旧地であり、灯籠のある場所が山門跡と伝えられているという。「奥の院」と呼ばれる観音堂は巨岩の中腹を穿ってつくられ、その断崖にかかる長い梯子が象徴的だ。露出した岩肌が荘厳な、甲斐国三十三観音霊場6番の札所である。
 本尊である岩堂十一面観世音菩薩は、現在、瑞岩寺に安置され、33年に一度開帳される秘仏となっている。身代わりとして岩穴の中に祀られているのは3体の観音像。毎年4月17日の深草観音まつりには県内外から信徒祈願者が参詣に訪れ、今でも多くの信仰を集めている。




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