2016年2月号 山中湖の白鳥

2016.02

 富士五湖の一つ、山中湖は、白鳥の越冬地としては国内で最南端の場所であり、最も標高の高いところとして知られる。最初の個体はコブハクチョウ2つがいと、コクチョウ1つがい。「山中湖を白鳥の湖に」という地元住民の共同出資によって、1968年7月、山口県宇部市の市営ときわ公園から飛行機に乗ってやってきた。数年後にはオオハクチョウも渡ってくるようになり、白鳥の湖の夢は実現した。
 白鳥は例年12月頃飛来し、温かくなるとまた北へ帰っていくが、近年では定住したコブハクチョウの産卵や子育ての営みも観察できるという。白鳥型のボートや遊覧船で優雅な湖上クルージングも楽しめる。

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