2009年10月号 紅葉の昇仙峡

2009.10
 秋は紅葉狩り。日本各地にある紅葉の名所は、秋になると紅葉を見物する行楽客であふれる。この紅葉をめでる習慣は、平安の頃の風流から始まったらしい。また、この場合の「狩り」というのは「草花を眺めること」を意味するが、平安時代には実際に紅葉した木の枝を手折り(狩り)、手のひらにのせて鑑賞する、という鑑賞方法もあった。
 『昇仙峡』は、甲府の紅葉の名勝。豊かな自然に恵まれ、日本にいる鳥類の殆どが棲息しているとも言われている。また、仙娥滝と頂上パノラマ台を結ぶ昇仙峡ロープウェイは、標高1,058mの空中散歩が楽しめ、山頂からは山梨に顕在する日本の高峰が一望できる。
 …1位:富士山3776m。2位北岳:3192m赤石山脈〈南アルプス〉。4位:間ノ岳3189m赤石山脈〈南アルプス〉が眺望できる。(ちなみに3位は奥穂高岳3190m飛騨山脈〈北アルプス〉)…。山の都甲府市は、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父山塊(東アルプスと呼ぼうという声もある)、に囲まれた他に例のない深い盆地構造の郷。「シルクハットをひっくり返した底に宝石を散りばめたような街」というような表現をした太宰治の表現力に脱帽…し、深まる秋の紅葉を堪能しよう。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です