甲府のれん百年
7月号

うなぎ一筋、伝統の味を守り続ける

 ペルメ桜町、うなぎの「若荒井」は創業明治三十六年。もとは桜町通りと銀座通り交差点の"荒井"という店が発祥の地。そこからのれんを受け継いだ初代飯野幾太郎が、店名のはじめに"若"の一文字をつけて"若荒井"と名乗り開業した。現在店をとり仕切るのは四代目の飯野雅夫さん。
「うなぎの味を決めるのは鮮度。仕込みはすべてその日におこない、注文を受けてからさばきます」と、飯野さんは職人気質と技で伝統の味を今に引き継いでいる。
料理は蒲焼をメインに、うなぎを使った酢の物"うざく"や玉子焼にうなぎをくるんで焼く"う巻"など。ほかに定食もある。
十一月から四月は季節料理"柳川"も提供している。
吟味した素材とそこから生まれる美味で、県内はもとより県外からもはるばる足を運ぶお客も多いという。

若荒井

〒400-0032
甲府市中央1-18-7
電話・055-235-5903
<11:30〜20:30> 水曜定休

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