甲府のれん百年
創刊号

こだわりの和菓子をつくり続けて

一回目は和菓子の老舗風月堂。
 創業は、明治27年というから今年で108年になる。初代溝口郡次郎が東京の風月で和洋菓子づくりを修行し、分家して甲府に風月堂を開店した。現在は、創業者郡次郎の孫である溝口さと子さんがオーナをつとめている。
 江戸時代、東京の風月は、茶人として名高い出雲藩主松平不昧公の菓子御用達をつとめ、店の名前風月はこの殿様の命名だといわれる。
 風月堂の和菓子は、"甲斐古餅"と"くり納豆"が有名で、そのほか季節に合わせた和菓子も人気がある。溝口さんの和菓子づくりは、「菓子も鮮度が大切。朝つくったものは、その日のうちに食べていただくこと。素材を厳選する。食品添加物を使わない。」をモットーにしている。
 また、風月堂に隣接する喫茶軽食の「椿」は、風月堂の菓子が気軽に食べられるシャレたお店だ。溝口さんは、他にブティック四軒も経営している。


風月堂
創業当時の店舗

風月堂
現在の店舗

〒400-0032
甲府市中央1-1-23
電話055-233-4554
年中無休
<8:30〜19:30、木曜9:30〜19:30>

おことわり:風月堂の「ふう」は該当文字がないため「風」を代用させていただきました。

■Index
▲pageTop

(c)2002-2010
ニュースコム マチコレ!事業部
禁・無断転載