その13 嫁と姑。カシコクこなすコツ

いつの世もなくならない嫁姑のお付き合い。永遠のテーマとして、ドラマやバラエティのネタになったりもしますね。ずっと一緒にやっていくわけですから、仲
がいいにこしたことはないわけです。
今回の座談会のテーマは、この難しい間柄をいかに上手にこなすかを、自由に語っていただきました。

Jさん…「まずお姑さんと同居かどうかで話はいろいろ膨らむよね。」

Bさん…「ウチは同居だけどやっぱりいろいろとありますよ。」

Tさん…「たとえばこれが大変だったな、とかいう出来事?…」

Bさん…「お嫁に来て同居を始めた時、その地域の習慣や風習にすぐにはなじめなくて…というか、驚くことが多かったですね。」

Mさん…「そうですね。個人の問題はもちろん、その地域の慣習や風習になじめるか、といったことも関わってきますよね。」

Uさん…「そこでつまづいちゃうと、後々…ね。」
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Wさん…「ただ、もともと育ってきた環境が違いますからねぇ。それを急に完全に適応しようったって難しいですよ。」

Bさん…「お互いその努力をわかってあげられればいいんだけど…。」

Jさん…「発散の場があるといいよね。スポーツとか趣味とか。」

Uさん…「しかもそれが共通のモノだったらいうことなしだね(笑)」

Mさん…「私、よく聞くのが『同居するか、ずっとしないか』の二通りしかないって言葉なんですけど。」

Uさん…「うんうん。先にちょっと夫婦二人の甘い生活を楽しんでから、時期が来たら同居…みたいなのは難しいんだよね。同居するなら結婚してすぐがオススメ!と(笑)」

Wさん…「私が思う嫁姑問題の一番悪いパターンは、だんなさんが親離れしていなくて、お姑さんも子離れできていない場合ですね。」

Jさん…「お姑さんから見れば、大事な息子。奥さんからみれば大事なダンナ様。両方譲らず取り合っちゃうみたいな(笑)そこで、だんなさんはどうしてもお母さんの味方になりがち?(笑)」

Mさん…「こっちがコレコレこうなんだよ!って伝えても『うちの親に限ってそんなことはない。』とか(笑)そんなことあるんだってば。」

Wさん…「お姑さんは自分の理想の男の人に育てるっていうし。で、この人にはもっといい人がいるはずだみたいなね。」

Uさん…「でも両方の顔色見ながら付き合うっていうのも大変よね。子どもがそれをみてまた、どう思うかっていうのも問題だし。」

Jさん…「だんなさんがそれぞれに対して、一人の時にそれぞれに『大事に想ってるよ』ってことを伝えれば良いんじゃないかな。」

Mさん…「そうだね。だんなさんがうまく間を取り持つことも重要よね。」

Jさん…「あとはね~、なるべくプライバシーに関わらないようにすることよね。」

Wさん…「干渉しないっていうやつですね。お互いにね。それが一番。」

Jさん…「気が付かなくても怒られるし、気が付きすぎても嫌がられる(笑)」

Uさん…「ウチなんて私の友達が来てお茶飲んでると、普通におばあちゃんも隣に座ってきて普通にお茶飲んでる(笑)」

Mさん…「あまり踏み込み過ぎちゃうとね(笑)」

Bさん…「私もなるべく『見ない・言わない・聞かない』ようにしているけど、人として手を貸さなきゃいけない場面てあるじゃないですか?」

Uさん…「そうですね。そんな時は一言『お手伝いしましょうか?』なんて声をかけることがやっぱり大事かな。『いつも悪いじゃんねぇ』とか『ありがとうねぇ』とか言われれば、こっちも『いえいえ、そんなことないよ』って自然に言えるし、またなんかあった時に『良くしてあげよう』って思えるよね。」

Jさん…「私の知り合いには『同居してすごい幸せ』って人もいるよ。」
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Bさん…「そう思えるって素晴らしいことよね。」

Jさん…「お姑さんが姉御肌でお嫁さんは甘え上手。そこにはご主人に姉妹がいなかったから、お姑さんもお嫁さんのこと可愛くて可愛くて仕方がないらしいのよ。息子に『どんな嫁でもいいから連れてきて』ってずっと言ってたって(笑)お嫁さんも『だんなと二人だけで暮らしてたら、ダメになっていたかもしれない』って言うくらいに、うまくいってるんだって。」
一同…「へぇ!」

Wさん…「すごいね。素晴らしいね。」

Uさん…「それは幸せだろうぁ。」

Mさん…「そうか~。あまり難しく考えないで、妥協とか協調性がお互いにあって、『なんとかうまくやっていこう』という気持ちになれば自然とうまくいくのかな。」

Uさん…「そうそう。良い方に考えようよ。悪いとこばかり気にしてると、悪いとこばかり見えちゃうからね(笑)」

Bさん…「うまくやっていくのにはお互いわざと距離を置いて、新鮮さを保つ…でラップをかけておく、と(笑)。」

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

今回この”大きなテーマ”に勇敢に取り組んでいただいた皆さん。始めはチョット緊張気味(!?)で当たり障りないように話していた感じだったけど、会が終わる頃には自然と笑顔がこぼれ、知らず知らずのうちに培ってきた、「カシコクこなすコツ」を伝授してくださいました。これを読んでいる”だんなさん”!!人ごとじゃないですよ!ちゃんと間に入って仲を取り持つ。その任務は重大ですよ!
今月のお題も、私にとっては結婚について大いに考える良いきっかけとなりました。みなさんありがとう(笑)

座談会編集担当 Y