その1 病気の原因について どうして病気になるのでしょう

  医食同源という言葉があります。中国古来の言葉といわれておりますが、実は近年日本でつくられた新しい造語で、薬食同源が医食同源に変わったと言う話もあります。医食であれ、薬食であれどちらにしても病気の原因は、経口摂取するものによって惹き起こされるというのが東洋的な考え方です。人が口から摂取するものには、水・食べ物・空気などがありますが、これらの摂り方を間違えると病気になると云われています。

 最近、水はミネラルウォーター、食べ物は有機栽培、そしてマイナスイオンなどが話題となり、関心が高まっています。また、西洋医学上でいいますと、感染症、先天性疾患、外傷などの病気の原因は解っていますが、それ以外の原因は、殆んど解らない状況でした。最近になり遺伝子が関与している事が解ってきました。遺伝子が変化する(スイッチが入る)と病気になると考えられていますが、遺伝子と言っても勘違いしないで下さい。親から代々受け継いだ遺伝とは異なり ます。

 どういう事かといいますと、地球上に存在する生物・鉱物は全て同じ遺伝子を 持って構成されて誕生してきているのです。そしてこの遺伝子を変化させるのが活性酸素であるという事が分かってきました。例えば、ダイオキシンやアスベストなどは、癌を惹き起こすものとして知られていますが、これらが体内に入ると、活性酸素が働いて遺伝子を変化させるのです。また、高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、血液が酸化され、過剰な活性酸素によって、血管の壁がボロボロ となり動脈硬化をひきおこして心筋梗塞や脳梗塞となっているようです。

 以上のことより、日常何気なく口にしているものが病気の元となり、活性酸素と いうものが病気の原因に関係しているようだという事がお解りだと思います。病気にならないために、身体に良い水・食べ物・空気を摂取する事と、活性酸素に対する対策が必要です。